建設業許可は専門家におまかせ

建設業許可が下りるまでのあらましをざっとご紹介したわけですが、ご覧のとおりこれはもう大変な作業です。特に日々のお仕事をこなしながら事務所開設の準備をしておられるような方ですと、書類を揃えたくてもその暇がない、という場合がほとんどではないでしょうか。なにしろ建設業も役所も平日にしか業務を行わないわけですから、仕事がお休みの日には役所もお休みなのです。

また必要書類の確認・収集だけでなく、実際の記載についても神経を遣います。建設業については専門家であっても、建設業許可に関する必要書類はあくまで法律手続きの上での書式なのです。申請書類の項目をざっと見ただけで、大抵の方がお手上げになってしまうのではないでしょうか。実際、建設業許可に関する法律というのは、絶対に不正があってはなりませんから、極めて厳密に、事細かに制定されているものなのです。

これら建設業許可の申請に関する一連の作業は、素人が個人で行うには極めて難しく、また時間もやたらとかかります。もちろん、あえてそうした煩雑な手順を踏むことで、社会的にも極めて重要な建設業許可という案件を、法律でしっかりと保護してもいるわけですから、これはやむを得ない側面もあると言えるでしょう。しかし実際に建設業許可の申請を行う当事者としてはそうも言っておられません。

建設業許可の申請をいかにしてスムーズにこなすか。それには専門の行政書士さんに相談するのがベターでありベストです。何より、必要書類の収集手配も作成も、行政庁との折衝も、すべて行政書士さんが代行してくれるわけですから、まったく時間を無駄にしないで済むわけです。こちらが用意することといえば、申請当日に印鑑を用意するだけなのです。

行政書士さんが請け負う仕事は、各種証明や各種許可取得だけでなく、建設業許可についても関連法をくまなく知っているエキスパートですから、完全におまかせでまったく問題ありません。まさに大船に乗った気持ちで頼り切ってよいのです。地元の役所との折衝では最寄りの行政書士さんに早めに相談しましょう。もともと建設業許可の申請に関しては関係行政庁に登録免許税や許可手数料などの納付を求められるわけですが(これは別途管轄の地方税務署に納付します)、行政書士さんに依頼する依頼料と合わせて予算を見ておけばいいでしょう。煩雑な一連の作業および手続きに要する手間と時間を考えれば、きわめてリーズナブルと言えると思います。